接続助詞は、助詞の一つで、主に活用がある単語に付いて、前後の文節を繋ぐ言葉です。
【接続助詞一覧】
ば・と・ても(でも)・から・ので・が・けれど(けれども)・のに・て(で)・し・ながら・たり(だり)・なり・つつ・ものの・ところで
【ば】
1. 仮定の順接
〈例文〉
練習すれば、できるはずだ。
2. 確定の順接
〈例文〉
春になれば、花が咲く。
3. 並立の関係
〈例文〉
好きな人もいれば、嫌いな人もいる。
【と】
1. 仮定の順接
〈例文〉
努力しないと、いい結果は出ないよ。
2. 確定の順接
〈例文〉
水を沸かすと、水蒸気になる。
3. 仮定の逆接
〈例文〉
なんと言われようと、諦めない。
【ても・でも】
1. 仮定の逆接
〈例文〉
例え失敗しても、続けます。
2. 確定の逆接
〈例文〉
何度読んでも、理解できない。
【から】
1. 確定の順接
〈例文〉
分からないから 、聞きたい。
2. 動作の順序
〈例文〉
食べてから、帰ります。
【ので】
確定の順接
〈例文〉
電車が遅れたので、間に合わなかった。
【が】
1. 確定の逆接
〈例文〉
色々試したが、できなかった。
2. 単純な接続
〈例文〉
読んでみたが、面白かった。
3. 並立の関係
〈例文〉
見た目もいいが、味もいい。
【けれど・けれども】
1. 確定の逆接
〈例文〉
難しいけれど、頑張ります。
2. 並立の関係
〈例文〉
英語もできるけれども、中国語もできる。
【のに】
確定の逆接
〈例文〉
練習したのに、全然うまく行かなかった。
【て・で】
1. 確定の順接
〈例文〉
熱くて、汗が出た。
2. 確定の逆接
〈例文〉
見て見ぬふりをしている。
3. 並立の関係
〈例文〉
りんごは赤くて、丸いです。
4. 補助の関係
〈例文〉
食べてみる。
【し】
並立の関係
〈例文〉
食べ物もないし、水もない。
【ながら】
1. 確定の逆接
〈例文〉
子供ながら、よく気が利く。
2. 連用修飾語
〈例文〉
歩きながら、水を飲む。
【たり・だり】
1. 並立の関係
〈例文〉
行ったり来たりしている。
2. 連用修飾語
〈例文〉
本を読んだりしていた。
【なり】
確定の順接
〈例文〉
彼は、会議が始まるなり寝てしまった。
【つつ】
1. 確定の逆接
〈例文〉
太ると知りつつ、食べてしまった。
2. 連用修飾語
〈例文〉
ロウソクが消えつつある。
【ものの】
確定の逆接
〈例文〉
勉強したものの、覚えていなかった。
【ところで】
仮定の逆接
〈例文〉
泣いたところで、しかたがない。