言葉の単位

 言葉の単位は、小さい順に分けると、 単語文節段落文章の5つがあります。
 単語が集まって文節になり、文節が 集まってになり、が集まって段落になり、 段落が集まって文章になります。


【単語】

 単語とは、言葉の一番小さな単位です。さらに細かく分けると、自立語付属語があります。
 自立語とは、名詞・動詞・形容詞など、それだけで意味が分かる単語のことです。
 付属語とは、助詞(は、が、など)や助動詞(です、ます、など)のことで、 それだけでは意味が分からない単語のことです。

〈例文〉

 私は、日本語を勉強します。

〈解説〉

 [単語] 私・は・日本語・を・勉強し・ます
 [自立語] 私・日本語・勉強し
 [付属語] は・ます


【文節】

 文節とは、意味が分かるところで、できるだけ短く文を区切ったものです。 「」や「」を間に入れても、不自然にならない位置で区切ります。自立語だけ、もしくは自立語と付属語で成り立っています。

〈例文〉

 私は、今、日本語の本を読んでいる。

〈解説〉

 私は /  /  日本語の / 本を /  読んで / いる


【文】

 とは、まとまった1つの意味があり、主に句点(。)で終わるものです。

 一般的に、句点の数 = 文の数になります。

〈例文〉

 私は日本語を勉強します。日本の漫画が好きだからです。

〈解説〉

 [文-1] 私は日本語を勉強します。
 [文-2] 日本の漫画が好きだからです。


【段落】

 段落とは、1つ、あるいは複数の文が集まって成り立っているまとまりです。 基本的には、1つの段落には同じ内容がまとまっています。段落が変わる所で改行し、1つ目の文字の前には、1つ空間を作ります。

〈例文〉

 私は日本語を勉強します。日本の漫画が好きだからです。
 昨日は、学校で初めて日本語の授業がありました。平仮名を勉強しました。明日は、片仮名を勉強します。

〈解説〉

 [段落-1] 私は日本語を勉強します。日本の漫画が好きだからです。
 [段落-2] 昨日は、学校で初めて日本語の授業がありました。平仮名を勉強しました。明日は、片仮名を勉強します。

 例文の[段落-1]は、日本語の勉強をすることについての内容で、[段落-2]は、学校の授業についての内容です。


【文章】

 文章とは、いくつかの文や段落がまとまって、全体で1つの内容となるものです。口語では、「文章」のことを「文」ということもあるので注意です。

〈例文〉

 私は日本語を勉強します。日本の漫画が好きだからです。
 昨日は、学校で初めて日本語の授業がありました。平仮名を勉強しました。明日は、片仮名を勉強します。

〈解説〉

 例文は、1つの文章です。