形容詞とは、とは、人・物の性質や状態を表す単語のことです。辞書形が「い」で終わります。教科書によって、「形容詞1」、「イ形容詞」ということもあります。活用がある自立語で、 述語になったり、後ろにくる述語や名詞を修飾したりします。
〈例文〉
[文-1] 彼女はとても背が高い。
[文-2] 美しい花が咲いている。
[文-3] あなたは忙しく働いている。
〈解説〉
[文-1]の形容詞「高い」は、文の述語です。
[文-2]の形容詞「美しい」は、「花」を修飾しています。
[文-3]の形容詞「忙しい」(連用形)は、「働いている」を修飾しています。
【補助形容詞】
補助形容詞とは、その形容詞の本来の意味が薄れて、直前の語に意味を添える働きをする形容詞のことです。 形式形容詞ともいいます。 平仮名で表記するのが一般的です。
〈例〉
食べやすい・書きにくい・やってほしい・暑くない (赤い部分)
さち先生の一言
「食べるものが無い」と「食べない」と「食べてない」の中で、補助形容詞はどれか分かりますか?
「食べるものが無い」の「無い」は本来の形容詞、「食べない」の「ない」は助動詞、「食べてない」の「ない」は補助形容詞です。
見分け方が少し難しいので、「~て(で)ない」の時は補助形容詞が多い、と知っておいてください。