敬語は、丁寧語・美化語・尊敬語・謙譲語・丁重語の5種類があります。
【丁寧語】
丁寧語は、語尾を「です」「ます」などにして、丁寧な気持ちを表す言葉です。
〈例文〉
[文-1] 学校に行きます。
[文-2] 美味しかったです。
【美化語】
美化語は、敬語の中の丁寧語の一つで、単語そのものを美化して、上品な意味合いを加える言葉です。
〈例〉
お花・お金・ご両親・御社
【尊敬語】
尊敬語は、目上の方などに対して、敬う気持ちを表す言葉です。動作の主体は、相手もしくは第三者で、自分のことでは使いません。
丁寧語よりも尊敬の程度が高く、上司やお客さん、先生などに対して使うことが多い言葉です。
〈例文〉
[文-1] どちらへ行かれますか。
[文-2] 社長がお呼びです。
[文-3] ご存知ですか。
【謙譲語】
謙譲語は、自分が主語となり、自分の行動を謙ることによって、相手を高める表現の言葉です。
〈例文〉
[文-1] 今ならいい席をご用意できます。
[文-2] プレゼントをさしあげました。
【丁重語】
謙譲語は、謙譲語Ⅰと謙譲語Ⅱに分けられることもあります。謙譲語Ⅰは、謙譲語と呼ばれ、謙譲語Ⅱは、丁重語と呼ばれます。
謙譲語は、話し手が謙ることで、行為の受け手を立てます。
丁重語は、話し手が謙ることで、話の聞き手を立てます。
〈例文〉
そちらに参ります。