単語の分類

 単語とは、言葉の最小の単位のことです。
 単語は、 「自立語 or 付属語」、「活用がある or 活用がない」、「文法上の性質や働き」で種類を分けることができます。


【自立語 or 付属語】

 自立語とは、それだけで意味が分かり、文節を作ることができる単語のことです。基本的に文節の最初にあり、1つの文節に1つだけしかありません。
 付属語とは、それだけでは意味が分からず、文節を作ることができない単語のことです。必ず自立語と一緒に使い、1つの文節の中に複数含まれることもあります。

〈例文〉

 今日、私は大きな日本語の学校に行きました。

〈解説〉

 [文節の区切り] 今日、 / 私は /  大きな / 日本語の /  学校に / 行きました。
 [自立語] 今日・私・大きな・日本語・学校・行き
 [付属語] は・の・に・まし・た

 「行きました」の文節の中には、付属語が2つ含まれています。


【活用がある or 活用がない】

 活用とは、その単語の形が変化することです。
 自立語付属語は、活用があるか、活用がないかに分けることができます。

〈例文〉

 今日、私は大きな日本語の学校に行きました。

〈解説〉

 [文節の区切り] 今日、 / 私は /  大きな / 日本語の /  学校に / 行きました。

 [活用がある自立語] 行き
 [活用がない自立語] 今日・私・大きな・日本語・学校
 [活用がある付属語] まし・た
 [活用がない付属語] は・の・に

 さらに、活用がある自立語用言といい、主語になれる活用がない自立語体言といいます。


【文法上の性質や働き】

 単語を文法上の性質や働きで分けたものを品詞といいます。品詞は、 動詞形容詞形容動詞名詞代名詞副詞連体詞接続詞助動詞助詞の10種類があります。

〈例文〉

 今日、私は大きな日本語の学校に行きました。

〈解説〉

 [動詞] 行き
 [名詞] 今日・私・日本語・学校
 [連体詞] 大きな
 [助詞] は・の・に
 [助動詞] まし・た