おにぎり君の日本語発音教室 日本語発音教室
简体中文 ▾

イントネーション



1.イントネーションとは

 イントネーションとは、文全体での音の高さの変化のことです。相手に、自分の言いたいことを伝える上でとても大切です。
 日本語の文のイントネーションは、主に以下の3つの要素が組み合わさって決まります。
  単語のアクセント
  強調(特に言いたい部分)
  発話の意図(質問同意感嘆など)

 语调是指整个句子中音高的变化。它对把自己想说的内容传达给对方非常重要。
 日语句子的语调,主要由以下三个要素组合而成。
 ❶ 单词的重音
 ❷ 强调(特别想说的部分)
 ❸ 发话的意图(疑问·同意·感叹等)


2.単語のアクセントと「山」

 具体的に次の文章で考えてみましょう。
 「わたしは日本が好きです。旅行なら福岡と北海道がお勧めです。皆さんはどうですか?」

 我们用下面这段话来具体思考。
 「我喜欢日本。要旅行的话,推荐福冈和北海道。大家觉得怎么样?」

1文目:「わたしは日本が好きです」

 この文で主要な内容は「わたし」「日本」「好き」です。
 それぞれを含んだ意味のまとまりを作ると、「わたしは / 日本が / 好きです」と3つに分かれます。まとまりを区切るところは、「えー」とか「うーん」など意味のない言葉(フィラー)を入れても不自然ではない部分が目安になります。文節の考え方と大体同じです。

 这句话的主要内容是「わたし」「日本」「好き」。
 把它们各自组成有意义的语群,就分成「わたしは / 日本が / 好きです」三段。语群的分界处,可以以「插入『えー』『うーん』这类无意义的词(填充词)也不别扭」为判断标准。这与文节的思路大体相同。

 次に、まとまりごとに単語のアクセントをふまえて、音の高低のイメージ線を描いてみます。(小さな山)

 接下来,按每个语群,结合单词的重音画出音高的想象曲线。(小山)

「わたしは」のまとまりには山の下がる終わりがありませんが、これも山の一つだと考えてください。一つのまとまりの中には、形は違っても山が必ず一つあります。

 「わたしは」这个语群没有下降的山尾,但也请把它看作一座山。每个语群中必定有一座山,只是形状不同。

 最後に、全体の山を繋いで一本の線にしてみましょう。(大きな山)

 最后,把整体的山连成一条线。(大山)

発音

小さい山大きい山
わたしは日本にほんきです。我喜欢日本。

発音の注意:大きい山ができていないと、ロボットみたいに聞こえます。

 发音注意:没有形成大山的话,听起来就像机器人。

良くない例

小さい山大きい山
わたしは日本にほんきです。我喜欢日本。

2文目:「旅行なら福岡と北海道がお勧めです」

 主要な内容は「旅行」「福岡」「北海道」「お勧め」です。
 まとまりの中で単語のアクセントを調べてから、イントネーションの山を描き、最後に全体を繋ぎます。

 主要内容是「旅行」「福岡」「北海道」「お勧め」。
 先在语群内查清单词的重音,再画出语调的山,最后把整体连起来。

発音

りょ小さい山大きい山
旅行りょこうなら福岡ふくおか北海道ほっかいどうがおすすめです。要旅行的话,推荐福冈和北海道。

3文目:「皆さんはどうですか?」

 主要な内容は「皆さん」「どう」です。
 まとまりの中で単語のアクセントを調べてから、イントネーションの山を描き、最後に全体を繋ぎますが、基本的に疑問文では文末の音を上げます

 主要内容是「皆さん」「どう」。
 同样先在语群内查清单词的重音,画出语调的山,最后把整体连起来;但疑问句基本上要抬高句尾的音。

発音

小さい山大きい山
みなさんはどうですか?大家觉得怎么样?

文の種類とイントネーション

 日本語の文には「平叙文」「疑問文」「命令文」「感動文」などがあります。
 平叙文は、文頭から文末に向かって少しずつ音が下がります。
 疑問文は、文末の音を上げます。
 命令文は、命令や禁止などを表す言葉の音が特に高くなります。
 感動文は、感動を示す言葉で音が高くなります。

 日语的句子有「陈述句」「疑问句」「命令句」「感叹句」等。
 ・陈述句从句首向句尾一点点降调。
 ・疑问句要抬高句尾的音。
 ・命令句中,表示命令或禁止的词的音特别高。
 ・感叹句中,表示感动的词的音会变高。

【平叙文】
掃除そうじをします。打扫。
【疑問文】
掃除そうじをしますか?要打扫吗?
【命令文】
掃除そうじをしろ!去打扫!
【感動文】
掃除そうじをするなんて!居然要打扫!

3.強調

 日本語は、音の高低の差によって強調をしたいことを伝えます。
 普通、強く言いたい部分は、高い音で発音します。つまり、その部分の山の高さは高くなります。音のボリュームや強弱よりも大事な要素です。

 日语通过音的高低差来传达想要强调的内容。
 通常,想强调的部分用高音来读。也就是说,那一部分的山会变高。这比音量或强弱更重要。

わたしは日本にほんきです。
(「わたし」を強調)我喜欢日本。
わたしは日本にほんきです。
(「日本」を強調)我喜欢日本。
わたしは日本にほんきです。
(「好き」を強調)我喜欢日本。

発音の注意:高い山が多すぎると、どこを強調しているのか分かりにくく、うるさく聞こえます。

 发音注意:高山太多的话,会让人分不清在强调哪里,听起来也吵。

良くない例

わたしは日本にほんきです。我喜欢日本。

強調の技術

 言葉を強調する技術は、音を高くするだけではありません。他にも、音を低くしたり、言葉の前後に間をとったり、一部だけスピードを落とす、などいろいろな方法があります。

 强调词语的技巧不只是把音抬高。还有把音压低、在词语前后留停顿、只把某一部分放慢速度等多种方法。


4.発話の意図

 言葉は同じでも、イントネーション次第で発話の意図、および相手が感じる印象が変わります。

 即使话语相同,语调不同,发话的意图以及对方感受到的印象也会不同。

例1:いいよ

A:これ、ててくれる?A:这个能帮我扔掉吗?B:いいよ(了解)B:好啊(答应)A:ありがと。A:谢谢。
A:今日きょうわたしのおごりね。A:今天我请客。B:いいよ(断り)B:不用了(婉拒)A:遠慮えんりょしないで。A:别客气。
A:今回こんかい作品さくひんです。A:这是这次的作品。B:いいよ!すごくい! (評価)B:不错!非常好!(称赞)A:かったです。A:太好了。

例2:そうですか

A:今日きょうかれやすみだそうです。A:听说他今天休息。B:そうですか(了解)B:这样啊(了解)A:残念ざんねんですね。A:真遗憾。
A:たのしそうですね。A:你好像很开心呢。 B:そうですか(疑問)B:是吗(疑问)A:こえあかるいです。A:你的声音很开朗。
A:田中たなかさん、合格ごうかくしたそうですよ。A:听说田中考上了。B:そうですか(喜び驚き)B:真的吗(惊喜)A:本当ほんとうかった。A:真是太好了。

例3:真面目じゃない

A:あいつ、最近さいきんどう?A:那家伙最近怎么样?B:全然ぜんぜん真面目まじめじゃない(否定)B:完全不认真(否定)A:それはやばいね。A:那可糟了。
A:あのひと、ちょっとこわいね。A:那个人有点可怕呢。B:でも、真面目まじめじゃない(確認)B:不过,挺认真的吧?(确认)A:たしかにね。A:确实。
A:おかあさん、かれはどうだった?A:妈妈,他怎么样?B:真面目まじめじゃないいとおもうよ。 (強調)B:真认真啊!我觉得挺好。(强调)A:それはかった。A:那太好了。

5.まとめ

 イントネーションとは:文全体での音の高さの変化のこと。
 イントネーションの要素:
   単語のアクセント(「小さい山」と「大きい山」)
   強調(何が一番言いたいところか)
   発話の意図(なぜ、どんな気持ちでその発言をしたか)

 ・什么是语调:整个句子中音高的变化。
 ・语调的要素:
 ❶ 单词的重音(「小山」与「大山」)
 ❷ 强调(最想说的是哪里)
 ❸ 发话的意图(为什么、带着怎样的心情说这句话)